第5章 お仕事
シャワーを浴び終え、リヴァイが持ってきてくれたのであろう、新しい洋服に袖を通す
ちょっとぶかぶかで、仄かにリヴァイの香りがした
そこで新しい疑問が脳裏を掠める
彼ーーーリヴァイは、どうしてこうも面倒を見てくれるのだろう
洋服を貸してくれたり、買い物に付き合ってくれたり、彼の性格からして、あまり献身的には見えないのだが
考えても彼の意図はわからなかった
まぁ、良いか
頼れる人がリヴァイしか居ない以上、流されるまま、今は彼に従うしかない
簡単な身支度を整えた後、私はゆっくりと自室の扉を開けた