第3章 Days to be past
茉莉。マリーか。
「そうか、マリーか。マリー、どうしてこんなところで泣いていたんだ?」
私は目の前のロリ…もといマリーに聞いた。
「と、友達と一緒にここに来たんだけどはぐれちゃって…。ど、どうしよう……」
また瞳が潤んでゆく。
にしても、変わった容姿だ。
ピンク色の目に白い髪。
肌も抜けるように白い。
別に変わった容姿ではあるが素直にきれいだと思った。
「友達の名前は?」
「い、いっぱいいるけど…」
そうか、尚更都合がいい。
一人見つければ他の友達にも通達できるだろう。
「できれば全員、言ってくれる?」
「えっと…
キド、セト、カノ、モモちゃん、エネちゃん、シンタロー、ヒビヤくん、コノハくん…。」
「へぇ…結構大人数だね?」
「へへ…私みんなの事大好きなんだ…!」
「そ。じゃあ行こう。」
「あ、その…う、つ、疲れちゃったからお、おんぶ…」
…しょうがない。こんな小さな娘なら私でも大丈夫だ。
「ん。ほら。」
「!!!うんっ!」
そして私はマリーの友達を探し始めた。