第10章 一緒に帰ろう 《黒バス 氷室》
私は、自惚れないように
星楽「あ、はは…氷室は優しすぎるから!誰にでもそんなこと言ったら
本当に好きになった娘に気付いてもらえないよ」
と言うと、氷室は小さな声でボソボソと
氷室「もう、すでに気付かれてないんだけどね…」
なんて言っていたが、私は気づかなかった。
っていうか、
星楽「このパフェ美味しすぎるんだけどー!!」
爽やかな酸味のイチゴに甘いストロベリーアイスが
上手く絡み合って…美味しすぎるー!!
すると、氷室と一瞬目があったとき
氷室はとても優しい笑顔で私を見ていた。
うわ…なんでそんな顔で私を見てるんだろ…
正直言って、その後のストロベリーパフェの味は
心臓がうるさすぎてわからなかった。
ちょっともったいない事しちゃったかも。
そして、お会計のとき
星楽「えっと、1020円____」
氷室「あ、俺が出します。」
と言って私がお金を出す前に、先にお金を出したのだ。
星楽「えっ!!ちょっ!!私が出すよ!!」
氷室「女性に出させる訳にはいかないでしょ?」
そう言って、妖笑した。
こ、こんなのお礼の意味無いし!!