第9章 猫かぶり時々ツンデレ 《イナGO 狩屋》
週があけた、月曜日の事だった。
星楽「おはよ~狩屋くん。」
いつもの様に話しかけた。すると、
狩屋「ああ、うん。おはよ。」
あれ?なんかそっけない感じ…もしかして!
星楽「狩屋くんさ、猫かぶるのやめたの?」
狩屋「だったらなんだってゆーワケ?」
おお!!やっと本性を見せてくれた!
星楽「私があんなに猫かぶりだって言っても、やめなかったのに
一体、どういう風の吹き回しで?」
狩屋「…別に。ただ必要ないと思っただけ。ってかさ、美月さんはさ
猫かぶりの俺の方がよかったんじゃないの?」
と、ニヤニヤしながら悪戯をしたかの様な表情をして聞いてきた。
…なんと言う質問をして来るんだ。そんなの決まってる。
星楽「まさか、そんなワケないだろう。今の狩屋くんの方が
断然好きだよ。」
そう言って笑った。
…あれ、今なんか私…告白したみたいじゃないか!?
恥ずかしいっ!!
と思った私は、おもいっきり顔を狩屋くんから背けた。
自分の顔の赤みを隠す様に…。
______だから、分からなかったが
狩屋くんの顔が、少しだけ赤く染まっていたなんて_____