第8章 幸せな時を君と…《HUNTER×HUNTER フェイタン》
今日、私達は盗みをする。
結構厄介なトコで、高度なセキュリティの防犯がしている美術館だ。
まあ、私たち“蜘蛛”にはそんなこと関係無いんだけど。
団長に集合を掛けられ、アジトのホール?みたいなところに集まる。
実際、このアジトって廃墟だからよくわかんないんだよね…
団長「今日は美術館内の絵画を狙う。いや…金になりそうなもの全部だ。
高度なセキュリティ技術はどんなものなのか、体感してみたいからな。」
おおー、なんか楽しみになってきた!!
腕試しってカンジで!
………ただ、いつも少し思う事がある。
もしも…本っ当にもしもだけど、盗みに失敗して…
私か、フェイタンが死んでしまったら…どうなるんだろう。
今までの幸せは、一瞬で崩れてしまうんだ。
私が死ぬならまだいい。
けど…フェイタンが死んだら、きっと私は生きていけない。
盗みは好きだけど、もしもの時を考えると怖くなる。
こんな事、考えた事もなかった。
……ここまでフェイタンに惚れてるなんてね……
君が、居なくなってしまうことが心底怖い。