第7章 君が好きだと叫びたい 《ハイキュー 赤葦》
昼休み、私はいつもは赤葦君の相談にのっているが
今日は違った。
3年の教室に来ているのだ。
そこで赤葦君の好きな、あの先輩を探す。
あ、いた。
星楽「先輩!」
先輩「え?」
そう言った先輩は、ゆっくりと振り返る。
そのとき、少し巻かれた茶色い髪の毛がふわっと揺れて綺麗だった。
先輩「あ、星楽ちゃん!久しぶりだねぇ~」
そう、先輩とは同じ中学だったのだ。
中学時代のときは、すごく可愛がっていただいた。
星楽「少しお話ししたいんですが、お時間は大丈夫ですか?」
先輩「うん、いいよー。」
そして裏庭へ移動し、私は話し始めた。
星楽「いきなり何ですが、先輩は赤葦君からの告白を
断るんですか?」
先輩「え、星楽ちゃん、知ってたの?」
そう言われ、私はこくんと頷く。
先輩「そっかぁ。うーん…まだ悩んでて、赤葦は悪い奴じゃないんだけど
いきなりだったし、後輩だからね…。」
やっぱり、後輩っていうことを先輩は気にしているのかな。
でも、
星楽「赤葦君はっ、スッゴく先輩の事が好きなんです!それに私に
何回も相談するくらい悩んでから告白してっ、それにっ、それに!…」
先輩「星楽ちゃん…赤葦君の事が好きなんだね。」
星楽「!?」
やばい、ばれちゃった。
けど、
星楽「…でも、私じゃ何もできないから……」
先輩「…うん。星楽ちゃんの気持ちはわかったよ。
私、赤葦の事をちゃんと考えてみるから。」
これで、よかったんだよね。
赤葦君と先輩は、幸せになれるかな?
どうか___幸せになって________