第7章 君が好きだと叫びたい 《ハイキュー 赤葦》
翌日、ついに今日が来てしまった。
ああ、もう来てしまったのか。
…先輩は、赤葦君の告白に何て答えたんだろう。
重い足どりの中、私は学校へ登校してきた。
今は教室の前まで来ている。
このドアを開けたら、私は告白の返事を聞かなければいけないんだ。
そんなことを考えながら、教室のドアを開けた。
すると、赤葦君が居た。
赤葦君と目が合い、思わず胸が高鳴った。
とりあえず平常心を装って、昨日はどうだったのか聞いてみた。
すると、
赤葦「少し、考えさせてって言われた。」
………ええええ!!
星楽「な、なんで!?赤葦君、何か変な事でも言ったの!?」
赤葦「い、いや、俺は“先輩がずっと好きでした。付き合ってください”
って言ったよ。別におかしい事は言ってないと思うけど…」
星楽「嘘っ!?確かに普通の言葉じゃん。」
え、だって、考えさせてほしいって
あきらかに断るときに言うんじゃない!?
先輩は、好きな人でも居るのかな………
そんなことを考えていると、赤葦君が
赤葦「これって、諦めた方がいいのかな?」
と、悲しそうな顔をして聞いてきた。
確かに、私的には嬉しい事だ。
……けど、赤葦君にこんな悲しそうな顔をして欲しくない。
笑顔で居てほしい。
だけど…赤葦君を笑顔にできるのは、私じゃない。
だから私は
星楽「大丈夫、大丈夫!赤葦君はまだフラれてないんだし、まだまだ
チャンスはあるよ!」
と、言った。
なんだ、
私は赤葦君が笑顔で居てくれたら、それでいいんじゃないか。