第6章 悪戯好きの君 《黒バス 黄瀬》
とは、言ったものの
一ヶ月以内って結構短いッスよね??
俺は練習中、星楽っちの言っていた事について考えていた。
なんで一ヶ月なんて条件出したんスか、星楽っち……
なんて、こんなこと考えても意味無いッスよね!
星楽っちを早く惚れさせてやるっスよ!!
そう思い、俺は星楽にカッコイイ姿を見せるためにも
真剣に練習に取り組んだ。
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虹村「よしっ、そろそろ練習、切り上げるぞ!!」
全員「ウィッス!!」
今日もキッツイ練習が終わった。
あ、星楽っちがドリンク運んでる!
ここは手伝ってアピールするっス!!
黄瀬「星楽っちー!重そうッスね!運ぶの手伝うッスよ!」
星楽「ん、ああ、サンキュ。」
よしっ、これで男らしさをアピールできたッス!!
そして俺達は水道まで運んできた。
星楽「あ、これ洗うからここまででいいよ。」
黄瀬「俺、洗うのも手伝うッスよ!」
だって星楽っちと二人っきりになれるし!!
星楽「いや、いいよ。結構手とか荒れるし、
モデルが手、荒れたらダメじゃん?」
星楽っちが心配してくれてる!ああ、もうそんなとこも
大好きッスよ!!
黄瀬「ちょっとぐらい大丈夫ッスよ!それに、結構時間かかるんじゃ
ないっすか?暗い中、女の子一人は危ないッスから。」
星楽「…じゃあ、頼もうかな。ありがとう、黄瀬。」
星楽っちは綺麗な笑顔で言った。
黄瀬「どういたしましてッス!」
星楽っちのその笑顔が見れるなら、喜んでやるっス!!
……あれ?俺が星楽っちを惚れさせるハズなのに
俺の方がどんどん星楽っちに惚れていってる気が……