第6章 悪戯好きの君 《黒バス 黄瀬》
星楽っちは、誰からも人気がある。
赤司「星楽、選手の怪我の状態をよく把握しているな。
これからもよろしく頼む。」
星楽「もちろん!なんか、赤司に褒められるとプレッシャーかかるな」
青峰「おーい、星楽!ドリンクまだか!?」
星楽「ハイハイ、今行く!」
緑間「美月、あまり無理するなよ。倒れたら迷惑なのだよ。」
星楽「ったく、素直じゃないな~。でも心配してくれてサンキューな!」
紫原「ねえ、星楽ちん。お菓子持ってない~?」
星楽「いや、今練習中だから。放課後あげるよ。」
黒子「星楽さんっ…はぁ、はぁ…ドリンクくださいっ、」
星楽「うわっ!黒子!大丈夫!?お疲れ!今ドリンクあげるからっ!」
虹村「星楽っ灰崎見てねぇか!?」
星楽「うわ~、虹村さんも大変ですね…あ、灰崎は見てないです。」
内心、いつ誰に取られるか不安で仕方がない!
俺もアピールしないと!
黄瀬「星楽っちー!俺にもドリンクくださいっス!」
星楽「はーい、ちょっと待ってよ!」
そう言って星楽っちは俺の元へ走って来てくれた。
その姿でさえ可愛い。
黄瀬「星楽っち!さっきの俺、緑間っちからボール取ってシュート
決めたんスよ!見てくれたっスか!?」
星楽「あぁ、うん。まあね。」
黄瀬「ど、どうだったスか?…」
星楽っちにカッコイイところ見せようとして、頑張ったんスから!
星楽「格好よかった…って、言ってほしいんでしょ?」
そう言って、いつものように悪戯っぽく笑った。
っ!!…ほんっとに星楽っちには敵わないッスわ……
俺は図星だったので、思わず顔が赤くなった。
すると、星楽っちは俺の顔を見て少し微笑んで
星楽「まぁ、カッコよかったんじゃない?」
と言って、また他のところへ行ってしまった。
冗談なのか、本当なのか、わかんねぇ…
本当にズルイッスよ。