第1章 大好きでした 《黒バス 青峰》
翌日、今日は大輝1人に呼び出された。
そして今、空き教室でかれこれ10分くらい沈黙が続いている。
大輝は何か言いたいみたいだ。
星楽「えーと?大輝は何か言いたいことがあるんじゃないの?」
大輝「………‥。」
星楽「言ってくれないと、わかんないよ?」
大輝「…星楽、引っ越すのかよ。」
わぁ。そこまで知ってたのね。
星楽「そうだよ。中学卒業したらね。今のままじゃ高校から遠いし。」
青峰「っ…そこまでして通う必要あんのかよ…。」
ああ、だからそんな悲しそうな顔しないでよ。
さつきのこと好きなくせに…。
星楽「何々~?もしかして私と会えなくなるから寂しいの~?」
と、言う感じでふざけて聞いてみた。すると…
青峰「寂しくて…悪いかよッ!」
何と予想外の答えだった。
星楽「え!?嘘だ!…冗談でしょ?」
青峰「嘘じゃねーよ!俺は星楽と一緒じゃねーとつまんねーし…」
何でよ。なんでこんなこと言うの。
ああ、もうまた好きになったじゃんか。
星楽「でも、もう決めたことだから。」
青峰「星楽はそれでいいのかよッ!俺達と会えなくなるんだぜ?」
寂しくないって言ったら嘘になるけど、でも…
星楽「ずっと会えなくなるわけじゃないから…って昨日も言ったでしょ?」
青峰「…わかったよ。」
そう、この恋心が消えるまで…そんな日が来るのだろうか?