第1章 大好きでした 《黒バス 青峰》
時は更にすぎて、2月。
いつもどおり廊下を歩いているときに…
桃井「星楽!どういうこと!」
青峰「星楽!お前、桐皇行くんじゃねーのかよッ!」
と、話し掛けられた。いや、怒鳴られたと言う方がいい。
さすがさつき。情報早いな。
星楽「あのさ、全部話すから場所変えない?スッゴく目立ってるんだけど。」
桃井「わかった。じゃあ屋上行こう!」
ってことで、屋上に来た。
青峰「で?どう言うことだよ。そんなに俺達と違う高校がよかったのかよ。」
そういって悲しそうな顔をした大輝。
やめてよ、そんな顔しないでよ。
そんな顔されたら、勘違いしちゃうじゃん。
星楽「そーゆーのじゃないよ。私は、自分の行きたい高校ができたの。
だから、べつに大輝とさつきと同じ高校に行きたくなかったわけじゃないの」
これは本当のことだ。私はべつに嫌だったわけじゃない。
ただ、自分が諦められないから。
けじめをつけるために。
桃井「だったら、私達がその高校に変えれば…」
青峰「そうだぜ。俺達が変えたら…」
星楽「ダメだよ。大輝は推薦きてるんでしょ?さつきだってもう
進路希望調査出したって言ってたじゃん。」
桃井「それは‥そうなんだけどっ。」
そう言ってさつきは黙ってしまった。
星楽「もー、2人ともそんな辛気臭い顔しないでよ!たかが高校が違う
だけじゃん!もう二度と会えないわけじゃないんだからー。」
まあ、しばらくは会わないつもりだけどね。
この恋心が消えるまでは。