第5章 幼なじみって 《Free! 橘 真琴》
次の日、学校へ行くと
校門を入った瞬間に渚君と江ちゃんに
渚「ねぇねぇ!どうだった?」
江「効果はありましたか!?」
と聞かれた。
私は、真琴が何も聞いてこなかったと伝えた。
まあ、なんとなくは分かってたんだけどね。
真琴が私に興味がないことなんて…
すると、2人は
渚「ま、まだまだ次があるよ!次がんばろう!」
江「そうですね!作戦はまだまだこれからです!」
と、励ましてくれた。
けれど……
星楽「ううん、もういいよ。これ以上何かやっても変わらない。
だって、幼なじみなんだもん。それ以上にも、それ以下なれないんだよ。」
そう言うと、2人は悲しそうな顔をした。
星楽「あはは、そんな顔しないで。私は大丈夫だし、
2人の気持ちは嬉しかったから。」
そうすれば、もっと2人は悲しそうな顔をして、
渚「で、でも僕らずっと応援してるからね!」
江「私もです!星楽先輩には幸せになってほしいから…」
と、言ってくれた。
私は良い後輩を持ったなぁ……
私は2人に向けて、精一杯ニコッと笑った。