第5章 幼なじみって 《Free! 橘 真琴》
今は真琴と遥と帰っている途中。
ああ、2人があんなこと言うから緊張する!!
~数時間前~
渚「じゃあさ!まずはマコちゃんに意識させるために、
好きな人の話すればいいんだよ!」
江「おお!!いいですね!自分が好きな人がいるっていえば、相手が誰か
気になるはず!そこで真琴先輩は星楽先輩の事意識するハズです!」
渚「星楽ちゃんはいつも一緒に帰ってるんだよね?」
江「じゃあ早速今日の帰りに作戦実行ですね!」
星楽「ちょっ!2人とも!そんないきなりは…遥だっているし!」
渚「ハルちゃんとは帰り道の途中で別れるでしょ?それからマコちゃんと
2人っきりになったときに実行すればいいんだよ!」
江「星楽先輩!ファイトですよ!」
星楽「………マジで………?」
ってなわけで今に至る。
もうすぐ遥と別れる道なんだよね……。
うわぁぁ緊張する!!
遥「じゃあ、明日な。」
星楽「う、うん。バイバイ」
真琴「またな、ハル。」
つ、ついに2人っきりになっちゃった!
作戦実行しないと、あとであの2人がうるさいからな…。
星楽「ね、ねえ真琴!」
真琴「ん?何?」
星楽「好きな人っている…?」
わああ!なんで私、真琴に聞いたんだろ!?
私が好きな人いるっていえばいいだけなのに!
ってゆーか、ここで真琴に好きな人がいてもショックだな。
真琴「ふふっ、どうしたの?急に。」
星楽「え、あ、いや、なんとゆーか…?」
真琴「星楽は?」
よかった!この流れになって!!
星楽「私は___いるよ?」
これで、相手が誰か聞いてきたらいいんだよね?
私は、ずっと俯いていた。すると……
真琴「…そっか。…あっ、明日の練習の事なんだけどさ___」
話を、逸らされた?
やっぱり、私の事なんて関係ないもんね…
意識されてないんだなぁ、私。