第5章 幼なじみって 《Free! 橘 真琴》
練習も終わり、
私はいつも一緒に帰る真琴と遥のところへ行こうとした。
しかし…
江「星楽先輩!結局、真琴先輩の事どう思っているんですか!?」
渚「そうだよ~星楽ちゃんはいっつも教えてくれないんだから~!」
と、江ちゃんと、渚君に捕まった。
江ちゃんはまだわかるとして、なんで渚君まで!?
渚君って本当に女子みたい…
ってゆーか、これって話さないと帰れないような気がするな…。
私は覚悟を決めて、
星楽「あーもう、そうですよ!私は真琴が好きだよ!」
と、言うと2人はきゃーっと騒ぎ始めた。
2人ともかわいいな!
だけど、渚君って男子だよね!?
すると今度は2人から質問がきた。
渚「えーっ!マコちゃんのどういうところが好きなの!?」
江「告白!告白はしないんですか!?」
2人とも盛り上がってるな……。
星楽「好きなところか…ありすぎて言いきれないな。
それに、告白はするつもりないよ。
…幼なじみって、多分恋愛対象じゃないんだ、きっと。
だって真琴は私の事、恋愛対象で見てないし………。」
自分で言ってて悲しくなるな、これ。
そうしたら2人とも静かになって、真剣な顔になった。
そして、
江「そ、そんな顔しないでください先輩!
伝える前からあきらめちゃダメですよ~!」
渚「そうだよ星楽ちゃん!僕らも応援するから!ね?江ちゃん!」
江「もちろんです!先輩のために精一杯頑張ります!」
私はそんなに悲しい顔をしてたのか?
でも、2人の気持ちは素直に嬉しかったので、
星楽「ありがとう。渚君も江ちゃんも!」
と、言うと…
渚「よし、こーなったら“マコちゃんと両思いになろう大作戦”を決行しよう!」
江「賛成!じゃーまずは…」
…あれ?なんか嫌な予感しかしない……?
この2人に任せていいのだろうか?