第3章 読めない 《HUNTER×HUNTER キルア》
星楽「キルア…友達って何するんだ?」
キルア「それ、俺に聞くか……?」
星楽「いや、まぁそうなんだが…」
島の中を歩いて数分後、さすがに歩いているだけだと暇だった。
星楽「こんな時、ゴンがいたら何をするか分かるんだろうな…」
は?なんで俺と居るときに、俺以外の奴の名前を出すんだよ。
俺と居るだけじゃ不満なのかよ。
って、なんで俺こんなにイラついてんだ?
星楽「キルア…?どうした?立ち止まって。」
キルア「え?あ、悪い。」
つい、立ち止まってしまった。
調子狂う。マジで、どうしたんだ俺。
星楽「顔色があまり良くないね。どこか悪いのか?」
そう言って星楽は、顔を近づけて俺の目を見た。
うわ、近ッ!!
またしても俺の鼓動が速くなっていく…。
星楽「今度は顔が赤いな。熱でもあるのか?」
さらに星楽は顔を近づける。
だから、近いんだって!!
キルア「熱もねぇし、悪い所もねぇよ。ただ、考え事してただけだから。」
そう言い、顔を逸らした。
星楽「そうか。相談なら私がいつでものるからな。」
やっと星楽と顔が離れた。
まだ心臓がうるさい。
なんで、こんなに動悸が速くなるんだ?
あ、そうだ____
俺、星楽の事が好きなのか_______
そう自覚すると、なんだが俺の心は軽くなった。