第2章 鈍感な君を振り向かせる方法 《ハイキュー 影山》
今、私の顔はりんごにも負けないくらい真っ赤だ。
影山君、どーしちゃったわけ!?
星楽「影山君っ!て、テーピングするから座って!」
影山「あ、ゥス。」
あー、危なかったー。もう少しで私の心臓が爆発するところだった。
とりあえず落ち着こう。
星楽「よし、じゃあやるよ!」
それから、すごく真剣にテーピングをした。
すごく真剣にした。
そう、すごく…………。
影山「あの、えっと、これテーピングですよね…?」
星楽「いちおう……?」
そこには、
超不格好なテーピングがあった。
影山「星楽さんって、テーピング苦手なんですね。」
星楽「もー本当ゴメン!やっぱり潔子さんにやってもらった方がいいよ!
私、潔子さん呼んで来るね!」
影山「待って」
星楽「え……」
影山君は私の手首を掴んだ。
影山「俺、別にこのままでいいです。せっかく星楽さんがやって
くれたんですから。」
影山君は本当に私をどうするつもりですか!?
もう、今ので私はキュン死に寸前まで行ったんですけど!
星楽「そ、そお?影山君って優しいね!そんなに不格好なテーピング
なのに。」
私は思わずこう言った。
すると…
影山「星楽さんだからですよ。」
こんなの勘違いしちゃうよ………………。