第2章 鈍感な君を振り向かせる方法 《ハイキュー 影山》
翌日。昨日のことを報告するために、菅原さんの教室へ向かっていた。
得に何もなかったんだけどね。
星楽「菅原さーん。」
菅原「おー星楽。裏庭行くかー」
星楽「はーい」
そして裏庭で、いつものように昨日のことを報告した。
菅原「んー…一緒に帰ったのに何もなかったのかー」
星楽「そーなんですよねー…。でも、私は一緒に帰れて嬉しかったなー。」
菅原「そっか…けど、何もないってのは結構やばいんじゃない?」
星楽「やっぱり…?」
確かに、影山君には全っ然、意識されてない気がする。
影山君って本当に、バレーしか興味ないんじゃ………
ってことを考えていたら、
菅原「それはいいとして、星楽はいつ告白するんだ?」
星楽「え」
ま、全く考えてなかった!!
菅原「その顔は、全く考えてなかったみたいだな。」
星楽「う"っ、おっしゃる通りです…。」
いや、いつかしようとは思ってたけど、
全然まだ先だと思ってたから!
星楽「でも、全然まだ意識してもらってないし…。」
菅原「影山は、はっきり言わないとわかんないんじゃない?」
星楽「いやっ、でも~」
菅原「ほらっ、そうやってうじうじしてると、他の奴に取られるべ?」
星楽「それは嫌です!!」
菅原「ほらなー!」
確かに菅原さんの言う通りだ。
やっぱり早く告白した方がいいと思う。
でも…
星楽「わぁぁぁ!やっぱフラれるのは怖いですよぉぉぉ!」
菅原「あ、いや、そうなんだろうけどな?」
星楽「と、とりあえず考えてもいいですか!?」
菅原「お、おう…。まぁ星楽の問題だからな。自分のタイミングでいいと思うべ?」
それからと言うもの、とにかく告白について考えた。