第12章 猫系カレシ 《Free! 七瀬 遥》
遥君は、やっぱり美形だ。
遥君が眠っている間、私は暇なので 遥君の顔をじっと見ている。
サラサラな髪、長い睫毛。
肌もすごく綺麗だ。
本当…なんで私なんかと付き合ってくれたんだろう。
そう考えていたとき、ザァッと風が吹き
遥君の髪が揺れた。
…ちょっと触ってみても良いかな?
私はちょっとした興味本意で、遥君の頭を撫でた。
うわぁ…!!すごいサラサラ!!水泳やってるのに、よく傷まないな。
もともとの髪質なのかな?
とにかく、すごく綺麗で触り心地がいい!!
私は何度か遥君の頭を撫でていると
遥「…ん…?」
と、遥君が目を覚ましてしまった。
星楽「わっ、ゴメン遥君!!起こしちゃった?
それに、勝手に髪触っちゃって…」
そう言うと、遥君はフッと笑って
遥「…ん、いや…気持ちよかったから。もっと撫でて…」
と言った。
か、可愛い!!遥君の笑ったとこ 初めて見たかも!!
それに、もっと撫でてって…本当に猫みたい。