• テキストサイズ

テニスの王子様 短編集

第4章 少食なの(丸井ブン太)


●少食なの(丸井ブン太)●

『…な、何?』

昼休み、屋上で一緒に弁当を食べていたを
ジト目で見つめる丸井。

『前から思ってたんだけどさ…
って全然飯食わねぇよな。』

『そ…そうかな…?』

も丸井も昼はいつも家から持ってきた弁当だ。
だが、二人の弁当箱を並べてみるとかなり違いがある。

『弁当箱こんなに小せぇし、油っこいもんも全然入ってねぇし、
昼飯こんだけとかありえねぇよ!』

それに比べ、丸井の弁当はかなり大きめで、
これだけでは足りず売店でパンを買うこともある。

『え、でも私これだけでもお腹いっぱい…』

『は!?まじで!?』

『…まじで。』

そう言うの弁当箱の中身は
まだ半分しか減っていなかった。

丸井はの弁当箱へと向けていた視線を、
へと変えた。

『…ちょっと失礼。』

『ひゃあっ!!』

突然丸井がの腰に抱きついてきた。
/ 24ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp