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テニスの王子様 短編集

第4章 少食なの(丸井ブン太)


『…うわ…ほっそ!!ホントに内臓とか入ってんのかよ!?』

『な、生々しいこと言わないで…』

『腕だってこんなにほせぇし…』

そう言って掴んだの腕は本当に細くて、
必要最低限の肉しか付いていないようだった。

『ちょっと力入れたらポキッっといっちまいそうだ…』

『そ、そんなに弱くないもん…』

『飯食わねぇからこんなに細いんだよ。』

のあまりの細さに心配になってきた丸井。

『なんか…が急に倒れたりしないか
心配になってきたぞ…』

『本当に大丈夫だってば…ていうか、そろそろ離して…?』

『ん?ああ、すまねぇ。』

から離れた後、すぐに何かを考え出した丸井。

『…決めたぜ!!』

『!?び、びっくりした…』

『明日からの弁当は俺が作る!!』

『…え…そ、そんなの悪いよ…』

『いーや、何言ったって無駄だからな!!
の食生活管理は彼氏である俺の役目だ!!』

『………』

『明日は丁度休みだろい!!俺がケーキ作ってやるよ!!』

やる気満々の丸井に圧倒されるであった。

『ブン太…』

『ん?何だ?嫌だとは言わせないぜ?』

『ありがとう…心配してくれて。』

の不意打ちの笑顔に狼狽える丸井。

『…いや…まあ…………これくらい当たり前だろい!!』

『うん、楽しみにしてるね。』

『おう!!』

---ブン太の作った料理なら残さず食べれるかもね。
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