第6章 夏合宿
素直になれない…。
「はぁ。ったく、
おまえは何もわかってねぇよ
あと、お前妬いてんだろ?」
ニヤニヤして大輝が言う。
普通ここで言う!?
涼太もさつきもいるのに!
「そんなわけ!」
でも本当のことだとすると
この胸のもやもやは…
否定できない。
"ヤキモチ"か…
「いてっ」
不意に頭を小突く大輝。
「ふは!色気のねぇ声だな(笑)
心配すんなよ、さつきと俺はただの
腐れ縁でなにもねぇ。俺は今日
嫌なのについてこさされただけだ。
勘違いすんな。あと、お前の胸は
これから俺が大きくしてやっから
心配すんな!」
「っえ!?」
一気に体の温度が急上昇する私。