第14章 特別
「って、涼太なんでここに?」
「涼音が会いたいって言うから!」
「へ?私そんなこと言ってな…」
ん!?
もしかして…
ゾッとする思いでメール送信ボックスを開く。
To:黄瀬涼太
…
「あああ!間違えた!ごめん!」
「えええっ!黒子っちぃぃぃ」
「一体なにが…」
「涼音が会いたいって言うから
部活ちょーど休みで、誠凛まで
出向いてきたのに無駄足だったッスよ!」
「「「「「シスコン!?」」」」」
「認めるっス!
とゆーことで俺の妹に手ぇ出したら
タダじゃおかないんで…
よろしくっス♪」
涼太は悪の微笑みを浮かべた。
(絶対コイツ二重人格だ…)
う…みんなの心の声が聞こえた気がする…