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【黒子のバスケ】オマエが欲しい
第5章 唯一無二の存在
「っ…」
派手に皮がむけたな。
ズキンズキンと足が痛む。
俺はいつもけがをしても
誰にも言わなかった。
それでそのままにしておいた
積み重ねで、醜い跡が
足にはいくつかついている。
こんな俺を誰が好んで好くだろうか。
着替えようと痛む足をほっといて
上を脱いだところで
誰かが扉をあけた。
俺はとっさに足を隠した。
「赤司くん…」
そこにいたのは
彼女だった。
「あの、やっぱり手当させて…」
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