第3章 さりげない優しさ
涼太SIDE
「店長、ちわーっス」
「おお、涼太じゃん
妹ちゃんきてたぞ!
彼氏か?最初気づかなかったけど
妹ちゃんが紹介してくれてよー」
ここのラーメン屋さんは
月に何回かくるから
モデルってこともあって
店長さんとは仲がいい。
「いや部活の友達らしいっスよ」
「そっか、涼太
シスコンだもんなー!
実は寂しんじゃねーの?」
ハハハと店長さんは笑い飛ばす。
こういうなんていうの?
体育会系?苦手なんスけど
店長さんはいい人だから平気。
「少し(笑)
あ、涼音たちどこっスか?」
「奥いったぞー」
「ありがとうございます
あ、俺みそでよろしくっス」