第3章 さりげない優しさ
「でもどうして今更ながら
黄瀬くんはバスケ部に?」
やっぱりそこだよね、
涼太は言わないでって言ってたけど
テツくんで青峰くんじゃないし
まぁいっか!
「えーっとね、青峰くんに
憧れて入るんだよ」
「青峰くんにですか」
事実をのべるとテツくんは
嬉しそうに笑ってくれた。
「青峰くんにお礼言おうと思ったら
このことは言わないでって言うし…」
「プライドがあるんですよ
特に黄瀬くんは高そうです」
まぁ、そっか!
てゆかほんとテツくんは
なんでも聞いてくれるんだなぁ…
心が落ち着くし。