第14章 特別
涼音SIDE
ピロロン~♪
着信音がしたのでディスプレイを見る。
【新着メール1件】
とかいていた。
大輝かな?返信はやい…
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青峰大輝
To:黄瀬涼音
件名:なし
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会いたい。
テツが羨ましいぜ。
俺も試合、楽しみにしてる。
ソイツも楽しみだけど
涼音に会えるのが。
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部活前に送ったんだけど…
これは照れる…恥ずかしい…!
「涼音さん?
…あ、青峰くんですか?」
体育館に入った時
私の隣にいたテツくんが
ピンときたように
ディスプレイをのぞき込んだ。
「あ!みちゃだめ!」
「青峰くん、甘々ですね…」
ちょっとびっくりしたように
テツくんは呟いた。
うっ…
それはわかってるけど!!
頬がほころんでしまう。
そしてそそくさっと返信を返した。