第14章 特別
「お疲れ様です」
今日は試合形式の練習。
いつもよりハードだから
リコ先輩と共にドリンクをみんなに配っている。
創立したばっかりの誠凛バスケ部だけど
いい感じ。
テツくんは辛そうだけど…
「はい、ドリンク」
「黄瀬、サンキューな」
中でも火神大我くん。
高校生でありえないほどの体型。
帝光中のみんなみたい…
青峰くんはすごかったなぁ…
なんてむんむん考えていると
体育館の入口の方が騒がしい声が聞こえた。
「なんかあっち騒がしいな」
「ほんとね、何してるんだろう?」
疑問に思いながら近寄っていってみると、
「りょ、涼太!!」
「あ、涼音!
嬉しかったよ!」