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【黒子のバスケ】オマエが欲しい

第13章 私立誠凛高等学校


「あ、あの!私は…
バスケ部に…」


「涼音さん」

「…え、きゃっ!?」

突然腕を引っ張られ
私は男の人に隠された。


「あれ?あの子どこ行ったんだ!?」

「あんな可愛い子見失うはずねーよ」

「まぁ、勧誘続けよーぜ!」

「うす!」

な、なんとか撒いたみたい…

それにしてもこの人は…

「あ!テツくん!」

「おはようございます。
涼音さんを見つけたら
困っていたので…
あの迷惑でしたか?」

「いや!そんなことないよ!
助かったー!
いつもは涼太がいるんだけど、
いないから慣れなくて…」

「そうですか。
あの、バスケ部入部しますよね?」

「うん!」

「一緒に行きませんか?」

「え!?いいの?
どこにあるかイマイチわからなくて
不安だったんだぁ…ありがとう」

「僕影薄いんで人混みでも平気です。
ついてきてください」

そ、そんな落ち込んだ声で言わなくても!
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