第12章 心の拠り所
「涼音、ラーメン行こー!」
「え!うん!やったぁー!」
可愛い可愛い俺の
イ モ ウ ト 。
ずっと変わらずにこのままでいたい。
カランカラン。
ラーメン屋の扉を開くと
いい音と共にいい匂いが鼻をくすぐる。
「店長みそ2つっス!」
「おー涼太、涼音きたかー」
「お疲れ様です!」
「相変わらず美男美女兄妹だねー」
「涼太はそうですけど
私はないですよ!」
店長さんの褒め言葉に涼音は
頬を染めて謙遜している。
「可愛いよ、涼音は」
「りょ、涼太まで!」
「お兄ちゃん相変わらずぞっこんだな(笑)
へい!できたぞ!」
俺と涼音はみそ。
昔から決まっている。