第10章 決意
「木吉さん…私、高校で、
日本一のバスケ部にしたいんです」
「それは…」
「もちろん木吉さんの力も
借りなければなりません
木吉さんはどこの高校に
いくんですか…?」
「ははっ(笑)
黄瀬は面白い子だな。
俺は誠凛高校にいくよ、
家から近いから」
誠凛高校か…って、ん?
「確か誠凛高校ってバスケ部は…」
「ないよ。
俺自身バスケをやめようと思ってね
…あんなの勝てる気がしない」
「だめです!!!!」
気づけば私はそう叫んでいた。
あまりのボリュームに周りの人達に
じろじろと見られたし、
木吉さんはびっくりしていた。