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【黒子のバスケ】オマエが欲しい
第10章 決意
コンコン。
「失礼します…」
控え室の前に書いてある
照栄中という文字を見てから
私は扉をノックした。
中に入るとやっぱり
みんな沈んでいた。
でもそこに一人だけ
笑っている人…木吉さんがいた。
「どうした?」
近寄ってきてくれて、
木吉さんをよく見ると
長身、優しそうな微笑み、
鍛えられた身体…
でも目赤くなっている。
なぜか申し訳なさから
目を逸らしそうになったが
目を逸らすことはしなかった。
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