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【黒子のバスケ】オマエが欲しい
第9章 渡さねぇよ
「おまえ、涼音のことが
好きなのか」
俺は練習終了後の
みんなの輪から外れて座っている
赤司の隣に座った。
最近はどーゆーわけか知らねぇけど
涼音が隣にいる。
あと、こいつ…
涼音と話す時だけ
めちゃくちゃ優しい顔で話してんだよ。
俺一瞬あの顔みたとき寒気がしたぜ。
「そうだ、といったらどうする」
オッドアイの双眼が俺の心を
見抜くように見つめてくる。
「渡さねぇよ」
そういって俺は立ち去った。
負けるかよ、あんな女は
どこ探してもいねー。
赤司、おまえには負けねぇ。
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