第9章 渡さねぇよ
「まぁ、今はまだ無理だよ」
な、なんだ…!
こいつ、まさか…
「俺の未来がわかったのか?」
「うん!体格とか筋肉とかで
ある程度予測できるの。
昔からバスケが好きで…
選手をみていくうちに
わかってきたというか…」
へぇ。なんかさつきみたいだな。
さつきは俺の幼馴染み。
「自分では普通だと
思っていたんだけど
入部届けだしにいったときに
赤司くんに、それは未来の眼だ
っていわれてさ(笑)」
「そーいえば、あの赤司ってやつ
目の色が違ってなかったか?」
赤司ってやつはなんか怖ぇ。
あいつだけはなんか
超えられる気しねぇわ。