第8章 最初で最後の楽しい思い出
「涼音、そんなかっこも
似合うんだ。ずっと妹だからって
可愛い系しか考えてなかったけど…
よしまた見てこよう」
などとぶつぶついっている。
ちなみに私の服を選んでくれるのは
涼太で、たまに買ってきてくれる。
「涼音、顔が赤いのだよ」
「ほんとだ!あー大ちゃんも顔赤い~
さては涼音の水着姿みたなー」
さつきはニヤニヤと笑っている。
お見通しなのか…
「なにがあったのかはわかりませんが
みんなでビーチバレーしませんか?」
テツくんがボールをもって
私達のところにきた。
「黒子っち!いいっスよ!
青峰っち勝負っス!
今度こそ負けねー!」
さっきはなんの勝負かわかんないけど
大輝が勝ったんだ。
「いいぜ!涼太!
あ、負けたらバーゲンダッツ次おごりな」
「バーゲンダッツっスか!?」
バーゲンダッツは高級アイス。
モデルやってる涼太だから買える。
大輝考えたなー