第16章 あろまほっとで天敵
あろ「よし終わった終わった、やっぱ木条が居ると何でもはかどっていいな」
「そ、そうですか…」
あろ「あれ、帰んねぇの?」
「えっ…」
あろ「だっていつもなら、"じゃ、さよなら"って早々と帰ってくじゃんw」
「いや、帰ります…さよなら」
あろ「おう、気を付けて帰れー」
何なんだ、この変な感じ…
あの場にいるのが心地いいなんて、初めて思った。
初めてあの先生に、気を許した気がする。
考えながらの帰宅は自然と足取りが重くなっていて、いつもの倍の時間を掛けて、帰宅する自分がいた。