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花より男子 〜つくしの従姉妹の物語〜

第5章 想い


部屋に入っても当然私はさっきのことが頭の中をグルグル回っててとてもじゃないけど眠れなくなってしまった。
身体中の血が沸騰してしまった感じ。
夜だけど道明寺さんの島だから一人で歩いても大丈夫だよね。
昨日見つけたあそこでぼーっとして、気持ちを鎮めたいなあと思い散歩することにした。

本当に星がきれい。
こんな綺麗な夜空を見てたら男と女の痴話喧嘩なんて小さいことに思える。

やっぱり道明寺さんのことが気になる。
私が無理やり止めちゃったからな。
今まで手に入らないもの、自分の意のままにならないことなんてなかった人なんだろうな。
つくしのことも本気で好きだったんだろうな。
そういえば、好きな人を友達にとられる辛さって私も一度あったっけ。
でもあんなにキレたりしてないけどね。

なんて、妙に冷静に考えてたら砂を踏みしめる音がする。
振り返ると道明寺さんだった。
かなり不機嫌な顔をしている。
私は緊張で顔が引きつるのがわかる。
でも道明寺さんのことが心配だったから。
何か話をしてもらえるなら聞いてあげたいとも思っていた。





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