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花より男子 〜つくしの従姉妹の物語〜

第4章 衝突


何時間経った頃だろう。
外で言い争う人の声がする。
道明寺さんとつくし?
他にも人がいるみたい。
行ってみよう。

行ってみると、つくし、花沢さん、道明寺さんだった。
詳しいことはよくわからないけど、つくしと花沢さんが浜辺でキスしてたとこを、道明寺さんに見られたらしい。
それで道明寺さんが激怒して花沢さんを殴った。
つくしが泣きながら花沢さんをかばってる。
道明寺さんに全部自分が悪いんだと訴えてた。

つ「道明寺、ほんとにごめん。
全部私が悪いんだ。
あんたに嘘までついて。」
花「いや、俺は自分がしたかったから牧野にキスしただけだから。
牧野は悪くない。」
道「てめえら、俺を散々コケにしやがって。
許せるわけねえだろうがよ!!!」
道明寺さんがもう一発花沢さんを殴った。
倒れる花沢さんの上につくしが覆いかぶさってかばっている。
つ「道明寺、もうやめて。
殴るんなら私を殴って!
花沢類だけが悪いんじゃない!」
道「うるせえんだよ、この淫乱女が!
俺の気持ちを弄びやがって!
ふざけんじゃねえよ。
ああ、望み通りお前を殴ってやるさ。
覚悟しろこのクソ女が!」

こうなると誰も手をつけられない感じだ。
でもこのままじゃつくしも道明寺さんも花沢さんもやばい。
私は後先を考えずに道明寺さんに立ち向かっていた。

陽「道明寺さん!もうやめてください!
もういいでしょ!!!」
道明寺さんが振り上げた腕を両手で思い切りつかんだ。
道「はあ?偉っそうに。
邪魔すんじゃねえよ、この田舎もんがぁ!」
ビシィッっと道明寺さんにビンタされて体が吹っ飛ぶ。

つ「道明寺!ダメ!やめて!」
つくしが道明寺さんの腰にしがみつく。
私は殴られた頬をおさえて立ち上がる。
血の味がする。
口が切れたんだな。
道明寺さんを見つめながら私は立ち上がり言葉を続けた。
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