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厄介な天帝さん

第5章 5話


私「いっっつたぁー!!」

彼の必殺技であるデコピンを食らった。

赤司「お前も学習しろ。何で俺が殴られるんだか。」

赤司は怒っているというより呆れていた。
こいつの神経どうなってんの。

赤司「そのネックレス、山吹はあいつの所有物って事だなつまり。言ったはずだよ、お前はどこの馬の骨を拾ってきた。」

私「えっ。」

赤司「面倒ごとを持ち込んで、この馬鹿は。」

私「ごめん。」

赤司「いいさ、気にしてない。と言えば嘘になるな。…今日はもう休め、俺は暇じゃないんだ。」

私「でも。」

赤司「何かあればすぐに俺に知らせろ。心配するなそんな物全部根絶やしにしてやろう。」

彼がそうなら頼ろうと私は思う。
だけど彼は頼りあるようで、たまに本のたまに彼もなんだか今までの彼と違う時がある。
私はそれが怖い。

赤司「でも、貸しは高くつくぞ。きっちり支払って貰うからな」

さっきはそう思ったけど、やっぱり気のせいかな、
赤司は赤司だ。

私「わかった。…でも、お金は無いからね。」

赤司「知ってる。…じゃあ、また明日。」

私「うん。おやすみ」

今日のこの日私と赤司の中の何かが少し近づいた日だった。


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