第3章 3話
ご飯の間は今日のあの事は話さず敢えて部活の事に着いて私達は話し合っていた。
話し合っていたというより、助言をいただいた?というべきなのかもしれない。笑
赤司「それで、今日の事だけど。」
私「今日の事?」
赤司「そう。朝からすまなかった、君が誰と交際しようが俺が口を挟むことではないのにね。何だか凄く女々しいな俺はー」
正直、こんな事で素直に謝る彼は私が知ってる中で初めての事かもしれない。
私「いや、私のほうこそ何だけど、どうしたの?今日は熱でもあるの??」
赤司「は?え、何を言ってるんだい?」
私「今まで喧嘩したって1度も謝ったことなかったくせになんで今日だけ素直なの!?」
赤司「今日だけ?何かの間違いだろきっと。俺が君の中間テストの結果を君のお母さんにバラした事だって謝ったじゃないか?」
私「それとこれとは違うでしょ!!しかも、あの事は私、まだ怒ってるんだけど」
赤司「どう言おうが知らないけど勉強をしなかったのは君じゃないか?」
私「あーもー優秀でよくできた征十郎くんにはわかりませんよー!!」
赤司「ふっ、わかってたまるか笑」
私「わーナンダコイツー。」
赤司「ふっあはははは。素が出てるぞ笑」
いつもいつも調子を崩される。
でも、頭のいい彼の事だ私にこの空気をぶち壊させようとしてるんだろう。
赤司「あぁ、昔は優しくて品がある楓ちゃんだったのに。何処で道を間違えたのか、全く。」
私「あんたは私の父さんか。」
赤司「ふっ。そうなのかもしれないね。俺たちは所詮幼馴染だから、こんな風にしか慣れないんだよきっと。」
あぁまただ。彼の事を孤独にさせない為にふざけてきたのに何やってんだ私。
私「...彼女でも作れば??」
赤司「俺はいいんだ。」
私「本当に行き遅れになるよ?」
赤司「ふふっ。随分心配してくれるんだね。その時は、、そうだな、参ったな笑」
私「ね、幼稚園の時の事覚えてる?」