第1章 はじまりの種
ドンッ!!!!! ゴッ!!!!!!!
ガシャーン!!! パリン!!!
「……なに?」
ねている桜を起こしたのは夜中には不似合いな物音。
桜が寝ているのは二階。
音は一階から聞こえる。
おそるおそる階段をおりてみると。
「……………………え。」
自分の親の寝室から大量の……
「 血? 」
急いで中に入ると信じがたい光景が…。
「あ…………あ…あぁ。」
中には倒れている父の姿と そこにいる何者かに首を掴まれてジタバタしてる母の姿。
そこにいる何者かは フードを深くかぶっており顔が見えない。
父「桜…な、んで きたんだ…。
に、げろ。 はや、、、く。」
母「おね、がい。逃げ…て。桜。」
その何者かの瞳が桜をとらえる。
すると瞳の奥が光り 口元をあげて笑う。
?「君が水瀬 桜か…。」
父・母「逃げろ/逃げて 桜!!!」
?「……さわがしい連中だ。」
その瞬間 父の体は大きな血しぶきをあげ
母の体は 刀できられて父と同様血しぶきをあげた。
「おと、、うさん。 お、、、かあ、さん。」
?「目の前の現実を受け入れらないか?
だが 君の両親は死んだ。
その現実を受け止められるのは君だけだ。」
そして奴が近づいてくる。
ザッ ザッ ザッ。
少しずつ近づいてくる。
?「君に罪はないがすまないね…。
君みたいな綺麗な女性を傷つけるのは趣味に合わないから一撃で決めるよ。
安心しなさい……。」
?「……君が存在してると私の計画が狂うんだ。」
そして桜に向かって刀が振り下ろされる。
桜にはそれがスローモーションに見えた。
ほんとに少しずつ近くなる刃。
月の光に照らされて刃がキラリと光る。
ほんとに後わずかのところまで来た時だった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」