第7章 枯れはじめる花
この状況でのアプローチ。
さすがの桜も経験したことがなかった。
「...申し訳ありませんがあなたのものにはなれません。」
藍「そうか。残念だ。
ならば 殺すしかなさそうだね。
この光景を見られたんだ。
.........そうだ。
殺して君を永遠に私のものにすればいいね。」
そう言って笑った藍染に桜は鳥肌が立った。
生まれて初めて殺されると思った。
藍「私は好きな女性は斬れないからね。
悪いがこれで我慢してくれ。」
そして藍染は唱える。
藍「破道の九十黒棺。」
真っ黒の棺が桜を覆う。
隊長格の九十代の鬼道。
ふつうの隊長でも大きな傷を負うだろう。
しかし
「............こんなもので私を殺せるとでも?」
ババババババ!!!!
桜が細かく斬魄刀を振るう。
綺麗に黒棺が粉々になっていく。
藍「.........ほぅ。予想以上だ。」
そして藍染は言う。
藍「この手だけは使いたくなかったが...。
まぁ 私が君を傷つけないための方法だ。
許してくれ。
まぁ あくまで私が君を傷つけないための方法だがな。」
そして
「.........え。」
藍染は自らの斬魄刀で自らを切った。
そしてその血が桜にかかる。
藍染はいう。
藍「...この状態で誰かがきたらまず君が疑われるよね?」