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Flower story 《 BLEACH 》

第7章 枯れはじめる花




仲間にならないかい?

急すぎる展開だった。


「.........どういう意味ですか?」


藍「言葉どおりの意味だ。
私の仲間にならないかい?」


桜は理解した。

理解してしまった。

この言葉の意味を。


「.........そういうことですね藍染さん。
いや............藍染惣右介。」


藍「ふっ。君の考えをきかせてくれるかい?」


「...この前あなたは瀞霊廷を裏切るということについて私に質問してきました。
あなたは瀞霊廷を裏切るつもりなんですね? そこで私に裏切りの仲間にならないかと。
そう言ってるんですね?」


そう考えればこの光景の意味がわかる。

死神が刺されている理由が。


藍「.........それも一理ある。
だが 本命は違うな。」


「.........なんですか?」


桜は斬魄刀を構える。

いつ藍染が来てもいいように。


藍「...ただ君が欲しい。」


「...............は?」


藍「君が欲しい。
好きな女性を斬るのは無理だからね。
さすがの僕も。」


「.........その言い方だとあなたが私のことを好きと言ってるように聞こえるんですが。」


藍「...そう捉えてくれ。」


桜は藍染をみた。

それで この人は本気なんだと思った。

藍染の目が桜を見る目が本気だったから。

この人は本気で私を欲している。


「残念ですが.........好きな人がいますので。」


藍「......少しずつ僕のことを好きになってくれればいい。
悪いが水瀬くん。私は本気だ。
本気で君が欲しい。
私のものになれ。」


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