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Flower story 《 BLEACH 》

第7章 枯れはじめる花





「.........コハク?」


外にはコハクがいた。

コハクもまた桜を心配していた。

そしてコハクから頭をくっつける。


『桜 いつまでその状態でいるつもり?』


「別にこの状態を意識してるわけじゃない。」


『周りがどれだけ心配してるかわかってる?』


「.........わかってる。」


『...だったら もう少しは......』


「.........いま その話しないで。
.........ごめん。」


そして桜はその場から去っていった。

コハクの表情は悲しみに満ち溢れていた。



………………………………


「..................。」


桜は今 花畑に来ていた。

1番落ち着く場所。

そしてそこにはもうひとり。


藍「水瀬くん?」


藍染惣右介がいた。


「...どうも。」


すこし頭を下げて座る桜。

その隣に座る藍染。


藍「.........志波くんは よくやってくれたね。
彼のおかげであの虚は倒されたんだ。」


「......そうですね。」


またこの話か。

そう思いため息を着く桜。

あれから毎晩あの海燕に すき と言われた夢を見ていた。

海燕のおかげなのか もう男の人を見てもあの笑顔を思い出して震えなかった。


藍「............水瀬くん。
彼は君にとってどんな存在だったんだい?」


「............恩人。」


藍「.........そうなのか。
てっきり好意をよせているのかと。」


「............どうなんでしょうね。」


分からなかった。

自分が海燕のことを好きだったのか。

たしかに海燕と一緒にいたときは楽しかった。

だが。

桜は海燕のなかに《彼》を思い描いていた。


「.........私好きな人いますから。」


それに藍染は驚いたような表情をする。


藍「.........驚いたな。
だが もう君ほどの女性なら世の中の男は
放っておかないよ。」


「...............叶わないんです。」


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