第6章 出会った花と別れた蕾
ザザザザザ!!!
「破道の九十一 千手皎天汰炮!!!」
無数の光の矢が虚海燕を襲う。
桜の霊圧で九十代の破道。
これだけで もう虚海燕は動けなかった。
虚海「...はっ...はっ...はっ。」
ポタポタ...。
海燕のものの赤い血が地面に落ちる。
「ごめん海燕 できるだけあなたの体を傷つけないから.........。」
しかし...............
虚海「...桜 桜.........。」
「か、い、、え、ん?」
海燕の声だった。
海燕の声が桜と呼んでいた。
そして桜は思った。
あぁ 虚はいなくなったんだと。
「海燕............。」
そして海燕に近づく。
すると...............
虚海「しね 小娘!!!!!」
ドスッ!!!
「......がはっ...............。」
ゴボッ。
ボタッボタッ。
腹部を貫かれ桜の口からは大量の血が。
「か、い、えん?」
虚海「バカな小娘よのう!
あんな演技に騙されよって!!!」
そう。
桜は虚に騙された。
海燕だと信じてしまった。
海燕の体ごと虚を倒すと誓ったのに。
簡単にその心を崩されてしまった。
桜の心が乱れたからか浮竹にかけていた鬼道がとれる。
浮「桜 にげろ!!!」
もう 虚が桜の目の前に来ていた。
浮「殺せ桜!!!
もうそいつは海燕じゃないんだ!!!」
「か、い、え、、、ん............。」
浮「やれ!!!!
じゃないと お前が殺される!!」
「か、いえ、、、ん...............。」
ドスッ!!!!!