第6章 出会った花と別れた蕾
「都!!!目を覚まして!!」
桜が叫んだ瞬間。
ビュンッ!!!!!
ガキンッ!!!!!
「都!!!!!」
都は桜に斬りかかってきた。
しかし瞬時に桜は斬魄刀を抜いた。
ル「桜!!!」
浮「桜 無事か!?!?」
「大丈夫!!!でも............」
怖い。
あの都が虚の顔をして自分に飛びかかってきている。
桜は震えだした。
虚都「震えているぞ ガキ。」
都の声。
しかしそこに少し低めの声もあわさっていた。
それがまた恐怖感を増す。
「波動の三十二 黄火閃!!!!」
桜のはなった軌道が虚都を直撃する。
しかし............
虚都「なにをこの女に同情しておる?
術の中身がスッカスカじゃ!!!!」
ザンッ!!!
「いっ!!!!」
海「桜!!!」
虚都の斬魄刀が桜の肩を斬った。
そして海燕が叫んだ。
桜.........と。
すると虚都の動きが止まる。
「...え?」
そして虚都が海燕のほうを向く。
そして 言う............。
都「......どうして 私の名前を読んでくれないの.........?
私にだって 軌道があたった.........。
............どうして? 海燕.....................。
私だって こんなこと し たく な い...」
振り向いた顔は都だった。
虚の顔なんかひとつも残っていなかった。
しかし............
都「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
また 虚の顔が出る。
虚都「ふぅ。こざかしい女じゃ。
ここでは 無理じゃ。
場所を変えてこいつを喰らうとしよう。」
そう言って虚都は闇の中に消えていった。