第6章 出会った花と別れた蕾
「ルキアー!!!!」
ル「桜!!それにコハクも!」
あれからルキアと桜は日が経つ度に
仲良くなっていった。
ルキアの所属している十三番隊に毎日桜が顔を出していた。
「今日は何してるの?」
ル「今日は 海燕殿のお手伝いだ。」
「海燕?」
ル「あぁ。」
海燕。
桜は噂では聞いたことがあった。
?「おい 朽木!!おわったか?」
ル「すいません 後少しです。」
?「そうか がんばれよ!」
そう言ってニカッと笑う人物。
桜は震えなかった。
藍染の時とは違う安心感。
?「あれ 水瀬隊長?」
「...あなたが海燕さん...?」
?「はい 志波海燕です。」
桜は不思議な感覚に襲われていた。
まるで あの黒崎 一護を見た時と同じ感情。
あかの他人のはずなのに桜の心は
黒崎 一護とこの海燕を重ねていた。
「...水瀬 桜です!
呼び捨てでいいからね!!」
海「!!
おう!!!」
この出会いがのちに 悲劇の歯車をまわすことになる。