第5章 将来の花と太陽
冬「いきなり任務任されやがって。
...無理すんなよ...。」
「わかってる ありがとね冬獅郎。」
冬「...おまえが心配なだけだ。」
そして桜の頭に手をおいたかと思うとポンポンと桜の頭を2回優しく叩いた。
そして冬獅郎は一番隊隊舎をあとにした。
「...なんだかんだ心配してくれるよね。」
ポンポンされた頭を撫でながら桜が呟く。
まだ頭には冬獅郎の優しい手の感触が残っていた。
山「桜 しばしよいか?」
「はい なんでしょう?」
山「現世でのパトロールなんじゃが明日からできるか?
いきなりですまないとは思っているが。」
「なんで謝るんですか?
私がやりたくてやったのに。
今からでも行きたいくらいです。」
山「すまんな よろしく頼むぞ。」
「はい!」
そして桜も一番隊隊舎をあとにした。
……………………………………
「んー。どうしよーかな?」
いま桜は二十番隊隊舎でのコハクの部屋で絶賛迷い中だった。
そこまで大きな部屋はない。
「あ そーだ!!
コハクは今日から私の部屋で私と一緒に寝ようね!」
桜の部屋はひとりで使うには大き過ぎる。
コハクがいてくれた方が孤独感もない。
するとコハクが頭を出してきた。
桜を頭を出してくっつける。
『隊士はまだいないけど頑張っていこうね』
「コハク〜...。あたりまえでしょー?」
『そうだね。相棒って言ってくれて嬉しかったよ。』
「だって相棒だもんっ!!!」
『ふふ。ありがとう。』
「コハクってクールだよね。」
『そう?桜には特別だけどね。』
「私もコハクは特別ー。」
仲のいい二十番隊のコンビが結成された。
お互いがお互いに信頼しあっている。
そんな仲に1日でなれたのだ。
コハクが桜を救う日は1日 また1日とだんだんと近くなっていってた。