第1章 はじまりの種
「……………………え?」
少女の目の前はピンクになりそのピンクが
自分の周りを囲んでいてピンク以外見えなくなった。
「「「だれだてめぇ!!!!」」」
?「貴様らに名乗る名前などない。」
「言ってくれるじゃねぇか!!!」
少女はピンクしか見えておらず何がおこっているのか分からない。
ただ誰かが来た。
またその誰かも男ということしか分からない。
「貴様らごときが私にかなうと思っているのか。」
ドッ!! ゴッ!! ビシッ!!!!
……………………
そして静まり返って少女の周りからはピンクが消えていく。
目の前に広がったのはあの男たちが床に倒れている姿と黒い服を着た少し髪の長い人が
立っている光景だった。
そして自分の周りを囲っていたピンクが男の人の刀に変わっていく。
そしてその刀で少女手を拘束していた縄を切る。
?「……大丈夫か。」
男の人が手を伸ばす。
その瞬間さっきの光景がフラッシュバックする。
「いやっ!!!!」
そしてまた震えだす少女の体。
もう少女の体は男を拒絶するようになっていた。
少女はガタガタ震え目には涙がたまっていく。
?「大丈夫だ、私は《朽木 白哉》。
死神だ。さっきの奴らとは違う。」
「びゃく、やさん?しにが……み?」
白「あぁ。」
そしてまた白哉は手を伸ばす。
「いやぁ!!」
しかしその手をはらってまた震えだす少女。
すると白哉は手を伸ばしたかと思うと少女の目をふさいだ。
白「姿が見えていなければまだ大丈夫だろう。
大丈夫、大丈夫だ。
さっきの奴らはもう意識がない。
怖かっただろう。もう大丈夫だ。」
そして少女を抱きしめて自分の胸に顔を埋めさせて背中をポンポンと一定のリズムで叩いてくれる。
そのリズムが心地よくて少女は少しずつ落ち着きを取り戻す。