第4章 美しい芽
「んー あった!!!!」
やっと桜は自分の隊舎を見つけた。
「あたりいちめん緑……。
壊したくないなぁ……。」
そして桜は刀を構えた。
「咲き誇れ 花姫!」
刀が変わっていきいつもの始解状態の花姫になる。
「よし。やりますかっ!!!」
そして桜が花姫を一振したときだった。
ゴゴゴゴゴゴ………………。
森の木が隊舎を真ん中にして綺麗に半分に分かれた。
隊舎があるのは森の一番奥。
森が二つに割れ綺麗に道をつくる。
「蕾花姫!!」
周りに蕾がつく。
「開花!」
綺麗な花が百 千 万と咲いて森の木は隊舎から少し離れていて隊舎の周りには花が咲き誇った。
たくさんのカラフルな花。
「こんなもんかなっ!」
出来栄えを見ている桜。
?「……すばらしいな。」
「!?!?」
後ろから声がして急いで刀を構えて振り返る。
?「あぁ すまない。驚かすつもりはなかったんだ。」
「藍染隊長…………。」
桜の後ろには優しそうな笑顔を浮か
べる藍染惣右介。
その笑顔を見て桜は安心したのか
震えださない。
桜にとって初めてだった。
藍「すまない 君に挨拶したくてね。
ここまで来てしまった。迷惑だったかい?」
「そんなこと!!!
むしろ 嬉しいです!!」
藍「そうか それはよかった。」
また優しそうな笑顔を浮かべる。
その笑顔に桜は見とれた。
よく見ると綺麗な顔立ちをしている藍染。
メガネのせいでよく見えないが目はスラッとしていて男性っぽさを象徴している。
思わず桜は手を伸ばしてしまった。
藍「……ん?」
「すいません ちょっとだけいいですか?」
藍「あぁ。君になら私の時間をいくらでもあげよう。」
そう言われ桜は藍染に手をのばした。
「……恥ずかしいので目をつぶっていてください……///」
引き込まれた目が上から桜を見つめていた。
藍「ふふ すまない。君が美しすぎて……。」
桜は顔が赤くなるのが分かった。
「……もう。」
桜がそう言うと藍染は素直に目をつぶった。