第3章 種から芽へ
そのころ瀞霊廷では………………
涅「な なんだねこの霊圧は!?
たくさんの虚のものと もう一つ 凄まじい霊圧があるじゃないか!」
ネ「マユリさま この霊圧はギリアンではないでしょうか?」
涅「ギリアン!?
なぜ瀞霊廷にギリアンがいるんだね!?」
ネ「分かりませんが霊圧からしてギリアンに間違いありません。」
涅「ほう 面白いじゃないか。
そのもうひとつの霊圧の方は?」
ネ「これは……今までに感じたことのない霊圧です……。
しかしこの霊圧。
…………なんて美しい霊圧なんでしょう。」
涅「いまからその現場に行くよ。
面白いものが見れそうだ。」
その時だった。
ビーッビーッビーッ!!
「異例な霊圧を2つ確認!
1つはギリアンのものということが判明!
今すぐ瀞霊廷にいる隊長格は現場に向かってください!」
涅「ネム いくよ!!!」
「はい マユリさま!!!」
……………………………………
「一角には指一本触らないで……。
触れたら………………殺す…………。」
桜はひとりギリアンに向かっていた。
一角を守りながら。
「鏡門!!!!」
一角を囲むように結界ができる。
「蕾花姫!!!」
桜が叫ぶと数体のギリアンのしたか
らギリアンを囲むように蕾がでてくる。
その蕾はギリアンを囲み……
「開花!!!!」
蕾が開くと同時に囲まれた数体のギリアンが
消えていく。
しかし まだまだギリアンはいる。
蕾花姫を何回しても倒さないような数が。
しかし やるしかない。
「ツル花姫!!!」
次は地面からツルが伸びてくる。
そのツルは10体ものギリアンを一つにまとめていく。
「破道の六十三 雷吼炮!!!!」
まとまったギリアンの中心に向かって
雷吼炮が飛んでいく。
ドォォォォォン!!!!
「種花姫!!!!!」
すると桜の上にギリアンの顔ほどの
種が50個ほど浮かぶ。
そして桜は花姫を天に掲げ……
「飛べ!!!!」
振り下ろすと種がどんどんギリアンに向かって飛んでいく。
バゴン!!
ドォン!!
ドガン!!
辺り一面煙に包まれる。